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沖田総司〔オルタ〕の絆礼装「無穹の果て」
沖田総司〔オルタ〕の絆礼装の解説
「無穹の果て」イラストレーター「サクマミツロ」
―――かつて名もなき英霊が振るったといわれる剣。
とある英霊から分かたれた彼女は人の護りとなり悠久の時を戦い続けることとなった。
それが彼女にとっての呪いであったのか、望みであったのかは私にもわからない。
まあ、当の本人はどうしようもない戦いの連続ながら、それなりに楽しく過ごしたのかもしれん。必殺技とか抜かして名前つけるのとか好きだったから、多分そうなんだろ。付き合うほうの身にもなれ。投げるな。
そんなわけで長く、長く彼女の手で振るわれた私だが、ある日、うっかり聞いてみることにした。
こんな事を続けて飽きないのか? と。
すると彼女はまじまじとした顔で、おまえは飽きたのか? と逆に問いかけてきた。正直飽きたといいかけたが、彼女が少し寂しそうな顔をしたので、いや別に、とか抜かしてしまったのだ私は。あーあ。
『今は遥か刻の彼方
神と魔と人の祈りが紡ぎし光の欠片
無穹の大地にそれは立つ』