FGO清少納言、ピックアップおめでとうございます。わたくしは宝具を重ねるべく挑戦したところ盛大に爆死しましたが、無事新たにお迎えした皆さまへ祝福をお伝えするとともに、ここ最近わたくしFGOでなぎこ先輩とともに旅していて、ぼんやり考えていることなどでも縷々呟きたいと思います。
— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
#FGO アーチャー清少納言の「アタック2」ボイスに「彦星、ゆうづつ、呼ばい星!」があります。これはもちろん、『枕草子』(三巻本)第二百三十六段からの引用ですね。さりげないセリフにもしっかり元ネタがあるあたり、さすがです。
twitter.com/tarareba722/st…— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
さていっぽうで、全部で約三百の章段がある『枕草子』ですが、夜空に光る「星」についての記述は、この数行のみとなっています。少ない。すごく少ない。またこの数行も、清少納言のオリジナルとは言いがたく、源順(父・清原元輔の同僚)が編纂した『和名抄』(当時最高峰の漢和辞典で基礎教養)から、
— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
音の響きがきれいで歌枕に使えそうな星名をピックアップしたのではないか、と言われています。フィーリング重視。ある意味めっちゃ清少納言っぽい。
そもそもの話、『枕草子』に限らず日本の古典籍全般で「星に関する記述」が(西洋古典であれほど豊潤に語られているのに比べ)とても少ないのですね。— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
この「日本古典文学において(比較的)星にまつわる記述が少ない」という点について、平安文学の碩学・萩谷朴先生は「湿度が高く視距離の短い日本列島にすむ日本人は、星に対する関心が元来きわめて乏しく、星の古名も数少ない。」『枕草子 新潮日本古典集成』と考察しております。
— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
なるほどたしかに、そうした地理的条件が大きいのかと思いつつ、清少納言先輩については、なお疑問が残ります。
というのも、「あの」清少納言ですよ。絢爛豪華な主人やその家族、並み居る貴公子たちの服装、立居振る舞いを事細かく観察し、草花や風景へ好奇心に満ちた観察眼を発揮した清少納言先輩。— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
(多湿の京都にあってなお)なぜ夜空に輝く星について、そのあふれる好奇心と鋭い観察眼を発揮しなかったのか。言及が少ないながらもゼロではない、柿本人麻呂(万葉集)や紀貫之(貫之集)が詠んでいるように、清少納言先輩も星や天の川についてもうちょっと言及するのが自然ではないかと思うのです。
— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
ここからはわたしの個人的な妄想です。
清少納言先輩が星について独自の見解を持ち得ず、『枕草子』でほとんど言及しなかった理由はなにか。えー。
清少納言先輩、「近眼」だったのでは、と思うんですよね。視力が低いと、星ってぜんぜん見えないじゃないですか。見えなかったのではないかなと。
— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
近眼者であれば誰しも、初めて眼鏡をかけた日の夜の、あの降るように瞬く星空を眺めた感動を覚えているのではないでしょうか。もっというと、もし10世紀末の平安京に眼鏡があれば、清少納言先輩のあの鋭い観察眼で、当時の京都の空に美しく輝く星空が遺憾なく描写されていたのではないか。
— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
もちろんこれは根拠のある話ではまったくなく、単なる想像なんですけどね。
で、要するになにが言いたいかというとですね、このサングラス、「度入り」じゃないかと思うんです。はい。以上、ご静聴ありがとうございました。 pic.twitter.com/tmm8efVjG8— たられば (@tarareba722) 2021年02月17日
@tarareba722 昔の日本人にとって星は数が多過ぎる上に得体が知れないのでオンリーワンの月を愛でるのが主流だったのでは、という気もします🌕流星雨にいたっては天文ショーどころか凶兆扱いだったような。
— くま芥〜 (@kumaakuta_) 2021年02月17日
@tarareba722 暗い中で字をにらんでたのですかねぇ
— フェン (@kazami_kanko) 2021年02月17日
@tarareba722 眼鏡なぎこさんとのお説、拝見しました。
もうこれはシオンさんなりシグルドさんなりに頼んで眼鏡をあつらえていただくべきではないでしょうか。
めがね、なぎこさん。をかし。— PUI PUIスズシロZ@下駄履きSNOVA (@suzushirosan) 2021年02月17日
@tarareba722 星見の天文台にて召喚され、生前知り得なかった輝きを目にしているのですね。
— ハニワガオ (@Haniwagao828) 2021年02月18日
@tarareba722 だっていちばんのお星さま(太陽?)は目の前にあるので…定子さまが✨
— 月見 蒼 (@soh_tsukimi) 2021年02月17日
@tarareba722 考察としては十分に筋が通っていて理解できる
— トルネシオ⋈ナイセン団🇯🇵ワサラー団💙 (@toruneshio) 2021年02月18日
眼が頑丈な人ってめっちゃ羨ましい