試作を二桁くらい繰り返して、ようやく納得のいく仕上がりになりました!バターを一切使わないアナの貰った焼き菓子!なぜウルクにバターはあるのにバターを使わないかというと、バターは高級品だからです。王の客人ならともかく、門番のおじさんの娘がくれたおやつに気軽に使える代物じゃねえだろ pic.twitter.com/dt0ghh4NQR
— 真楠ヨウ@神華後宮厨師伝9/14発売 (@yomakusu) 2019年11月14日
ということで、油脂は使ったけどバターは使わなかった。当時のウルクでは果実や蜂蜜の甘味は確認されてるけど、私の確認できた範囲では砂糖があるという記述がないので、今回は砂糖とバターを使わないという縛りでレシピを作りました。オーブンはあるよ。遺跡から発見されてる。のでこれはセーフ
— 真楠ヨウ@神華後宮厨師伝9/14発売 (@yomakusu) 2019年11月14日
なので今回の材料は油脂と蜂蜜と小麦粉。当時の小麦粉は製粉が今よりはるかに精度が落ちる(と推定)ので薄力粉だけでなく全粒粉も混ぜた。胚芽とか混じりそうだし。真っ白な薄力粉は難しいかなと。そしてウルクにゴムベラと泡立て器はないので素手で混ぜた。油脂を。具体的にはラードを
— 真楠ヨウ@神華後宮厨師伝9/14発売 (@yomakusu) 2019年11月14日
バター諦めて最初は油脂に菜種油を使ったのね。植物油はあったから。でも液状だし扱いづらいしはてどうするか、というところで次作としてラードにしたのね。ラードというか動物の脂肪は当時めっちゃ材料に出てくる。またウルクでは豚は食用とされていて、手に入りやすいと判断したので
— 真楠ヨウ@神華後宮厨師伝9/14発売 (@yomakusu) 2019年11月14日
当時から豚を飼育し食べていた。豚に関してはいかなる禁忌もない。なので使うのはラードだった。ヘットは出てこない。牛はいたのかな…いたかもしれないけど出てくるのは山鳥とか羊とか魚なんだよな。なのでラード。ラードを素手で練るとめっちゃネチャネチャすることを初めて知った
— 真楠ヨウ@神華後宮厨師伝9/14発売 (@yomakusu) 2019年11月14日
試作品はどうなったかって?コーヒーにクッキーは合うよね。あと初期のラード比率多めのやつは胃にきた
— 真楠ヨウ@神華後宮厨師伝9/14発売 (@yomakusu) 2019年11月14日
こちらのレシピを収録した『英霊ごはん3』というレシピ&SS集を冬コミで出します。日曜西2す31aのまつろみんですよろしくお願いします!
— 真楠ヨウ@神華後宮厨師伝9/14発売 (@yomakusu) 2019年11月14日
@yomakusu 2枚目、神作画かと思いました
— Аеолия (@aeolia_sch) 2019年11月15日
@yomakusu @uraryon1472 古代焼き菓子を復活させる偉業
— MIR2000 (@MIR2000P) 2019年11月15日
古代、中世とかだとバターの価値ってどんなもんなんじゃろ?確か貨幣替わりに使われる位だから高価なのは確かだろうけど
— ざらぶ (@zarabu01) 2019年11月16日
バターは高級品っていうのを聞いてルドガーのスキルクエを思い出すわし
— ぼたん (@botamoChiIII2) 2019年11月16日
料理の再現と聞いて、ココスでやってるシドゥリさんのケーキを家でやってみたやつかと思った。進んで触りたくなさそうなラードを、手を使って混ぜるのを何皿分も繰り返したところに脱帽を禁じ得ない。